【主役は歌い手たるスピーカーであれ】

まず冒頭に、弊店ではチェンバロや弦楽器を取り扱っております。これら楽器はそれ自体が発音源となり、演奏者の技量によって美しい旋律を醸し出します。音楽再生芸術に於いてその楽器の役目を果たすのはスピーカーであり、またそこにも演奏者は存在する訳です。もちろん、トランスデューサーで発生させた音源信号を、アンプリファイアを通じて正しく増幅し、スピーカーに伝えるという流れには逆らうことはできません。
音源メディアや増幅方法は著しい発達を遂げましたが、一方で、スピーカーユニットの基本的な動作原理は余り進化していません。言い換えれば、昔の時点で完成をみたと言えるのです。

【店舗・宿泊業施設様向けご提案】

戦後から昭和50年代、アナログレコードの時代に名曲喫茶という業態が都市部を中心に流行った頃がありました。レコード盤やオーディオシステムが高価な時代で、音楽ファンは真摯に耳を傾け音に向き合ったものです。当店からのご提案は、単にノスタルジックな感傷に浸るものではありません。アナログレコードが近年再興しておりますが、温もりのある音質は真に気持ちを癒してくれるものです。一方、デジタル化により、現代はノイズレスで明瞭な音が簡単に再現可能です。しかし、耳に刺さるような高音、電気的に膨らませた音階が不明瞭な低音等、音楽としてはアンバランスさが目立つのも否めません。オーディオ装置で原音追及という表現がよくされますが、原音(ここではアコースティック楽器を指す）とは全く耳に刺激的なものではありません。
今は良い時代であり、アナログとデジタルの利点を活かした効果的な融合で、生音の雰囲気を漂わせるような音楽再生を目指す事が可能です。ヴィンテージスピーカーを主体として、お客様に居心地のよい空間をご提供できるのではないでしょうか。かと言って世間のオーディオマニアのような豪華な装置が必要とは思いません。車で言うと高級車の所有欲とは全く異なるものです。イギリス紳士のように、夕べのひと時をさりげないオーディオ装置で好きなジャンルを鑑賞する。これこそが求められるのではないでしょうか。
一方、この音楽に華を添えるのは美術品です。美術品というと高価で敷居が高そうに思えますが、イギリスやフランスには価格では量れない素晴らしい美術品が無限と言ってよいほどあります。歴史的背景が全く日本とは異なり、明治以降になって西洋文化が入ってきた日本国内に存在する物とは物量が全く違うのです。弊店では、貴店様の雰囲気に沿う、決して価格だけに傾倒しない品位のある音楽再生と美術品をご提案いたします。

【ヴィンテージスピーカー在庫】※価格等の詳細はお問合せください。

スペンドール　BC2　20㎝/3WAY  スチールアングルスタンド付
KEF  コンチエルト　3WAY   
KEF  LS3/5a
GOODMAN   アキシオム201　フェライト　レストア済
QUAD  ESL57　ダブルスタック(4基組）　ハンドメイドスタンド付き
ALTEC  2インチドライバー＋マンタレーホーン　15インチWウーファー3156　その他…
JBL PARAGON  DD44000   ノースウエストトレーディング製エンクロージャー　LE15A   375  2505H    ※現在備品扱い
タンノイ　GRFオートグラフ　TEAC物　HPD385(内部純銀配線）※現在備品扱い